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「仕事を続けていく」ことを考えてみました【その2 】

みなさん、こんにちは。

川崎市にある就労移行支援事業所「ルミノーゾ川崎登戸」の高野です。

そろそろ、関東地方も梅雨入りになりそうです。この時期、天候がスッキリしない為、憂鬱な気持ちになる人も多いと思います。生活にメリハリをつけながら体調管理に心掛けてください。

私は、定年まで社会福祉法人に所属し、障害者の支援施設やグループホーム、身体障害者福祉会館等で働いてきました。物を作る仕事とは異なる面の体験もしてきました。自分という人間の特性の一面にもなるのかなあと思います。

仕事を通して得た経験や身に着いた事をブログを通してお伝えし、皆様の就労の参考になりましたら幸いです。
今回は、私の経験を通しながら「仕事を続けていく」ことのお話しをいたします。ひとつの参考として下さい。

大変さの楽しさについて

Uさんとの関わりから

私は、定年まで障害の人達を中心に仕事をしてきましたが、一緒に組んだ職員の中には自分とは合わない職員もいました。業務が度重なり、仕事を辞めようと思った事も何度かありました。

障害者の支援施設で、重度の知的障害と身体障害を重複しているUさんを担当していた時の事です。Uさんは、定時排泄の人で、2~3時間毎にトイレに誘導をしないと失禁をしてしまうような状態でした。夜間は、ちょっとした間に便コネ(専門用語で弄便と言います)をしたりするような事もありました。その後は、浴室での洗体や部屋の壁の拭き取り等を行います。夜勤中は1人での対応になります。多い時、Uさんは、一晩に、2~3回、弄便をしてしまう事もありました。

自分の仕事ではあるのですが、私も神様ではありません。心の中では「嫌だな」とか「まったくもう…」と思う事もありました。

知恵くらべ

心の中では「嫌だな」とか「まったくもう…」と思う事もあった施設の仕事でしたが、自分自身の不甲斐なさやジレンマで葛藤をしたり悩んだりする事もありました。

このような時に、教育・福祉の仕事をしていた先人の本等を読んで学ぶ事が多くありました。

昭和30年代に、長崎県で実践をされていた『のぎく学園』の近藤益雄さんが提唱されていた「のんき、こんき、げんき」や、後を継がれたご子息である『なずな園』の近藤原理さんが主宰をして毎夏開催された『なずな教育福祉合宿研究会』には、10回以上、参加をさせて頂きました。

全国から参加された特別支援学校の教員や施設職員の方達とディスカッションをしたりしました。そのような体験が、今の自分の肥やしになっています。

仕事を通しながら、見方を変えて仕事をするようにしました。Uさんの弄便も冷静に対応するようにしました。どのような時間に、どのような状況で行う事が多いのか等々と分析をして対応する事にしました。それでも、Uさんの弄便は無くなりませんでした。

そのような時、「今度は、もっと別の視点で考えてみよう」、Uさんとの知恵くらべだと考えるようにしました。

そして、先人が述べられた「離れてはつぶさに思い、接しては忘れて行う知的障害児教育(元は、精神薄弱児教育)」というような気持で、考えた対応方法をUさんに知らん顔をして実践をしました。

このような時には、焦って対応をしない事がコツです。私の経験では、焦って支援する時が一番上手くいきませんでした。

大変さの楽しさについて

仕事が大変なのに、「大変さを楽しむ」等という気持ちにはなれないのではないかと思われるかもしれません。

前述しましたように、障害のある人への支援方法では、対応した事よりも、更に想定外の事が起きるような場合があります。

そのような時、「今度は、どのような対応方法が良いか」、相手との知恵くらべなのだと考えるようにしました。大変は大変なのですが、相手よりも上回る対応方法は何かと考えるのを楽しむようにしました。「そう来たか。じゃあ、今度は、どのような支援方法にするか」と考えたのでした。

仕事を続けていく事について

定年までの仕事で、いつまで働こうというのは余り考えずに仕事をしてきました。
変則勤務の時には、日々のローテーションに合わせて業務に取組んできました。行わなければならない事務、予定されている会議の出席、利用者対応等々に目を向けて仕事をしてきました。

そうしていたら、結果的に働いていた37年半が過ぎていたというのが実際の所です。

また、ベクトルを自分の方に向けない事も大切なような気がします。その日その日の予定を手帳やノートに書き、それをその日の台本にして仕事に当たっていくのです。仕事では細かな事もありますが、結局、一つ一つの事を進めていく事が近道のような気がします。

人それぞれ色々な経験があると思います。もし、仕事について考える時、少し、思い出して頂けると幸いです。

よろしければ前回のブログも御覧ください。

ルミノーゾ川崎登戸・川崎宮前平に興味を持たれた方へ

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世田谷区などの23区の方,町田市、稲城市、狛江市、多摩市、立川市、調布市、八王子市の方も利用できます。

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2024年4月の予定

プログラムやグループワークは体験でもご参加いただけます。
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見学・体験はメールや電話でご予約いただけます。お気軽にお問い合わせください。
一緒に就職へ向かっていきましょう!


4月1日 (月) 郵便物封入

4月2日 (火) 疲労解消法

4月3日 (水) ウォーキング

4月4日 (木) ヨガインストラクターによるヨガ

4月5日 (金) 非言語コミュニケーション

4月6日 (土) ZOOM講義「写真」

4月7日 (日) 休所日

4月8日 (月) 実践パソコン「Word」

4月9日 (火) フラワーセラピー

4月10日 (水) ウォーキング

4月11日 (木) 軽作業「計量・袋詰」

4月12日 (金) 自己理解ワーク

4月13日 (土) 茶話会

4月14日 (日) 休所日

4月15日 (月) 実践パソコン「タイピング」

4月16日 (火) 簡単クッキング会議

4月17日 (水) 紙粘土で小物入れ/ハローワーク

4月18日 (木) ヨガインストラクターによるヨガ

4月19日 (金) 自己理解ワーク

4月20日 (土) 簡単クッキング

4月21日 (日) 休所日

4月22日 (月) 掲示物作成

4月23日 (火) 面接での志望動機

4月24日 (水) 脳トレ/ウォーキング

4月25日 (木) ライフフィットネス「自分にあう休息法」

4月26日 (金) ゲームで磨くチームワーク

4月27日 (土) 創作活動

4月28日 (日) 休所日

4月29日 (月) 実践パソコン「Excel」

4月30日 (火) 創作活動

お電話での問い合わせ時間は月曜〜土曜 9:00-18:00となります。

ご自宅からの個別相談を受け付けています。
詳細は、「新型コロナウィルス対策およびオンライン個別相談のお知らせ」を御覧ください。

ルミノーゾ川崎登戸・ルミノーゾ川崎宮前平は、一般社団法人ルミノーゾが運営しています。

ルミノーゾグループの就職・資格取得実績は以下のとおりです(2024年3月31日現在)

【累計就職実績(2019年4月1日から2024年3月31日)】191名

【年間就職実績(2023年4月1日から2024年3月31日)】47名

【資格取得者数】1385名(累計)

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就労移行支援事業所
ルミノーゾ川崎登戸
電話番号 044-299-9622
受付時間 月~土曜 9:00-18:00
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日程を調整し、実際に見学いただきます。事業所やスタッフの雰囲気を見て頂き、お話をお伺いいたします。

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STEP3 体験・面談

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STEP04
STEP4 手続き

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利用を決めたら、お住まいの役所で手続きを行います。不安な方はスタッフが同行いしますので、ご安心ください。

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STEP5 ご利用開始

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